2015 年 2015 巻 KSN-017 号 p. 02-
自然言語で記されたソフトウェアの仕様書は、作成者にとって表現の自由度が高い反面、次工程の担当者にとって一意に理解できる記述になっているとは限らない。本稿では記述内容の一意性を高めるために要求記述言語セットであるEARS(Easy Approach Requirement Syntax)を拡張したソフトウェア仕様様記述言語セットを策定した。さらに、 車載ソフトウェア業界の標準規格であるAUTOSAR仕様書を対象として本言語セットの有効性を確認した実験結果について報告する。