2018 年 2018 巻 AIMED-006 号 p. 07-
X線CT画像を撮影する際,体内に金属片が存在するとメタリックアーチファクトが発生する.これにより金属周辺に画像欠損が発生し,読影する際の妨げになることがある.現在ではさまざまなメタリックアーチファクト低減手法がいくつか提案されているが,その精度には限界がある.特にペースメーカーリード由来のメタリックアーチファクトは,その出現部位によっては冠動脈の評価が困難になる場合がある.本研究では機械学習を用いてペースメーカーリード由来のメタリックアーチファクト低減手法を提案し,その低減精度の評価を行った.