WEKO3
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デンティンブリッジ形成過程における古典的Wntシグナルの役割
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名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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内容の要旨および審査の結果の要旨 (548.2 kB)
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本文 (7.7 MB)
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation正(1) | |||||
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公開日 | 2019-07-23 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | デンティンブリッジ形成過程における古典的Wntシグナルの役割 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_db06 | |||||
資源タイプ | doctoral thesis | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | open access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 | |||||
その他(別言語等)のタイトル | ||||||
その他のタイトル | Title The role of canonical Wnt signal in the formation process of dentin bridge | |||||
著者 |
原, 弥革力
× 原, 弥革力 |
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著者別名 |
Hara, Miroku
× Hara, Miroku |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 【目的】歯科臨床では齲蝕が歯髄深部に到達すると多くの場合は抜髄処置が施される.しかし,抜髄によって歯髄を失った歯は、破折のリスクが高くなり結果的に歯の寿命は短くなってしまう.したがって,直接覆髄法により象牙質を効率よく修復することができれば,抜髄の適応が減少し歯髄を保存できると考えられる.一方,象牙芽細胞の分化には古典的Wntシグナルの重要性が明らかにされ,直接覆髄後のデンティンブリッジ形成にもWntシグナルが深く関与していると報告されている.しかしながら,その過程における細胞動態やWntリガンドの局在については不明な点も残されている.そこで,マウスの歯に直接覆髄モデルを作製し,デンティンブリッジ形成過程における古典的Wntシグナルに関与する因子の局在を免疫組織化学的に解析した.【方法】マウスの上顎第一臼歯にラウンドバーにて窩洞形成し,露髄後MTAセメントにて直接覆髄し,グラスアイオノマーセメントにて封鎖した.処置後1日,4日,7日,14日,28日に上顎骨を摘出し,4%パラホルムアルデヒド溶液にて24時間固定後,μCTにて硬組織形成の有無を確認した.その後,10%EDTAにて4℃,2週間脱灰し,パラフィンに包埋した.厚さ4μmの切片を作製し,Wnt3a,Wnt10a,β-cateninの局在を免疫組織化学的に解析した.また,マクロファージのマーカーとしてF4/80,活性化した象牙芽細胞と修復象牙芽細胞のマーカーとしてOsterixの局在を検討した.【結果】直接覆髄を行わない未処置歯では髄角部周辺の象牙芽細胞にWnt3a,Wnt10aの陽性反応はほとんど認められなかった.また,β-cateninに関しても髄角部周辺の象牙芽細胞の核に陽性反応はほとんど観察されなかった.覆髄後4日,7日では覆髄部周辺の象牙芽細胞と歯髄細胞がWnt3a,Wnt10aの陽性反応を示すとともに,象牙芽細胞の核と歯髄細胞の核にβ-catenin局在が認められた.覆髄後14日では覆髄部周辺にreactionary dentinが形成されており,その表面に配列した象牙芽細胞とその周辺の歯髄細胞はWnt3a,Wnt10a陽性反応を示した.また,象牙芽細胞の核とその周辺に存在する歯髄細胞の核にβ-catenin局在が認められた.さらに,露髄部周辺と歯髄中央部には異物を貪食した大型のF4/80陽性マクロファージが多数観察され,これらの細胞にWnt10a陽性反応が認められた.覆髄後28日では覆髄部直下にデンティンブリッジが形成されており,その表面に接した象牙芽細胞と修復象牙芽細胞にWnt3a,β-catenin,Osterixの陽性反応が観察された.【考察】デンティンブリッジに接した象牙芽細胞および修復象牙芽細胞の核にβ-cateninとOsterix陽性反応を認めたことから,これらの細胞でWntシグナル伝達が生じ,デンティンブリッジ形成に関与していることが明らかになった.また,覆髄後4日,7日には覆髄部周辺の象牙芽細胞と歯髄細胞にWnt3a,Wnt10a発現がみられたことから,象牙芽細胞と歯髄細胞由来のWntが直接覆髄後初期における象牙芽細胞活性化と修復象牙芽細胞分化の役割を担うと考えられた.一方,直接覆髄後14日では覆髄部周辺と歯髄中央部のマクロファージもWnt10aを発現していたことから,後期においては象牙芽細胞と歯髄細胞に加え,マクロファージ由来のWnt10aも修復象牙細胞分化とデンティンブリッジ形成に関与していると示唆された. | |||||
フォーマット | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | application/pdf | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||
学位授与年度 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 2018 | |||||
報告番号 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 甲第210号 | |||||
学位授与番号 | ||||||
学位授与番号 | 甲第209号 | |||||
学位授与年月日 | ||||||
学位授与年月日 | 2019-02-07 | |||||
学位名 | ||||||
学位名 | 博士(歯学) | |||||
学位授与大学 | ||||||
学位授与機関名 | 松本歯科大学 |