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炭素星に対するスペクトル合成法 II : 現実的なデータによる計算
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名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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NO_09-183-197 (1.1 MB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2013-06-14 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 炭素星に対するスペクトル合成法 II : 現実的なデータによる計算 | |||||
タイトル | ||||||
言語 | en | |||||
タイトル | Synthetic Spectra Method for Carbon Stars II. Some calculations from the realistic data | |||||
言語 | ||||||
言語 | eng | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
著者 |
吉岡, 一男
× 吉岡, 一男× Yoshioka, Kazuo |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | スペクトル合成法は,理論的に計算された合成スペクトルと観測されたスペクトルを比較して,恒星大気の物理量や化学組成を求める方法で,とくに炭素星のように連続スペクトルのレベルの決定が困難な恒星の解析に有効である.この方法は大量の計算と記憶容量を要するため,従来は大型計算機を用いてなされている.また,パーソナル・コンピューターを用いる場合には,ミンナートの近似式で合成スペクトルが計算されるが,この場合,大気の複雑な構造を考慮に入れることができない. 炭素星のD線付近のスペクトルの解析を目ざして,本研究年報の第7号で,筆者はミンナートの近似式によらないより精度の高い合成スペクトルをパーソナル・コンピューターで計算する方法を試みた.その際,筆者らがすでに開発している放射流束のガウス型数値積分の式により合成スペクトルを計算するプログラムを開発した.しかし,その計算では計算時問短縮のため,分子の線のgf値や線輪郭について非現実的な仮定がなされた. 本研究で筆者は,それらより現実的な仮定のもとに合成スペクトルを計算するプログラムを開発した.すなわち,gf値として振動および回転振動子強度を考慮し,さらにボルツマン因子を考慮した.また,Voigt型輪郭を線輪郭とした.そして,辻隆氏の計算した炭素星のモデル大気(Teff=3400K,g=0.1cgs)をもとに,5885~5900Åの波長域のCN分子による合成スペクトルが,本プログラムで計算された.PC-9801VM2を用いての計算時間は14.5分であった.本プログラムでは,まだ吸収線にかかわるエネルギー準位にある数密度の大気内での変化が考慮されていない.しかし,それを考慮しても,高精度の合成スペクトルが実用的な時間内で計算されるであろうことを,上述の計算時間は示唆している. |
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書誌情報 |
放送大学研究年報 en : Journal of the University of the Air 巻 9, p. 183-197, 発行日 1992-03-30 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 0911-4505 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN10019636 |