WEKO3
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現代の女子学生の色彩・形態の選択に関する一考察
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名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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KJ00000181758.pdf (1.1 MB)
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|
Item type | 紀要論文(ELS) / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 1997-03-31 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 現代の女子学生の色彩・形態の選択に関する一考察 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ページ属性 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | P(論文) | |||||
論文名よみ | ||||||
その他のタイトル | ゲンダイ ノ ジョシ ガクセイ ノ シキサイ ケイタイ ノ センタク ニカンスル イチコウサツ | |||||
著者 |
力丸, テル子
× 力丸, テル子 |
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著者所属(日) | ||||||
和洋女子大学 | ||||||
抄録(日) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 基礎統計分析の結果,調査対象の平均は年齢が18.6歳であり,身長は157.8cmであった。自宅通学が87.1%と4分の3以上を占めている。まず色彩選択の状況からアンケート調査を行った。色彩系統色名を1番∿72番まで提示した。その中より合着(春秋)夏冬で好んで着用する色,嫌いな色を質問したところ,好む色に合着では,薄いピンク,薄い青色,夏では白色,薄い青色,冬は黒色,ベージュ,白色という結果を得た。嫌いな色では,四季をとわず濃い紫色,濃い赤色,さえた赤色があげられている。いずれも薄い色,淡い色,浅い色に嗜好度が高く,嫌いな色は,さえた色,濃い色にあるようだ。スーツ・ブラウス・セーター・ワンピース・スカート・スラックスそれぞれで選ぶ色は何にかの質問では,スーツでは紺色・黒色・灰色であり,ブラウス・セーターのような上衣では,白色,黒色・薄い青色,灰色である。ワンピースでは,黒色,白色,薄い青色,またスカートやスラックスのような下衣でも,黒色・紺色,白色が好まれている。いずれも黒・白・紺・ブルー系が特に上位にあって,好まれている理由には,前で述べたような黒系は明度の高い色や暖色,膨張色とよく合い,面積を考えて用いると良い調和のとれた衣服となる。また白系も他の色と合わせやすいし,ブルー,紺系は落ちついた色で,彩度が高くても派手にならないし知的で引きしまって見える。配色がしやすいという特質をもっている。今回の調査の対象が18歳∿21歳の学生であること。以上の観点から好まれているものと思われる。つぎに柄の選択状況では,無地が全体の69.4%で第一位を占めており,第二位に横じまとチェックであった。反対に好まない柄として,水玉46.8%,横じまが22.6%である。色彩,柄の嗜好は男女によっても,年齢によっても,あるいはその人の性格などによっても個人差が大きい。また時代的,社会的要因によっても影響を受けやすい。色彩・柄は膨張感,温度感,距離感,硬較感等の性質をもっている。この性質をじょうずに衣服に取り入れることは自己の体型をふくよかに見せたり,あるいは,ほっそり見せたりするうえで効果的である。衣服の色彩・柄の選択ついては充分注意して効果的に着用したい。では襟型の選択状況から,夏用ではブラウスはウィング・カラー(Wing Collar) 25.8%ついでノッチド・カラー(Notched Collar)。ワンピースも,ウィング・カラー(Wing Collar)が第一位を占め,スクエヤー・カラー(Square Collar)の順位である。ジャケットではテーラード・カラー(taillored Collar) 30.7%,ピークド・ラペル・カラー(Peaked lapel Collar) 25.8%であった。冬用の襟型の選択では,ブラウスは夏用と同じ第一位にウィング・カラー(Wing Collar) 33.9%,ついでホースシュー・カラー(horseshoe Collar)である。ワンピースは,ノッチド・カラー(Notched Collar)。ジャケットでは夏用の襟型と順位が同じであった。いずれも若向きでスポーティであり,またソフトなタイプの年齢にも関係のない襟型をも選択している。袖型の選択状況はどうか,夏用では,セット・イン・スリーブ(Set-in Sleeve) 33.9%,そしてボックス・スリーブ(Box Sleeve) 32.3%であった。ではワンピースはボックス・スリーブ(Box Sleeve) 45.2%,ついでクォーター・スリーブ(Quarter Sleeve)である。ジャケットはツー・ピース・スリーブ(Two piece Sleeve) 53.2%でありボックス・スリーブ(Box Sleeve) 22.6%の結果を得た。冬用では,ブラウスは,セット・イン・スリーブ(Set-in Sleeve) 75.8%と全体の4分の3以上を占め,ワンピースでは,タイト・スリーブ(Tight Sleeve),そしてセット・イン・スリーブ(Set-in Sleeve)である。ジャケットでは,ツー・ピース・スリーブ(Two piece Sleeve) 75.8%という結果を得た。スカートの選択状況から,日常着はヒップボーン・スカート(Hipbone Skirt),キュロット・スカート(Culotte Skirt),スリム・スカート(Slim Skirt)の順位であり,訪問着にいたっては,スリム・スカート(Slim Skirt)が過半数の62.9%を占め,外出着では,訪問着と同じくスリム・スカート(Slim Skirt)が25.8%とラップ・アラウンド・スカート(Wraparound Skirt) 11.3%であった。以上の結果から日常着ではスポーティーな感覚と機能的で活動的なスカートを,外出着・訪問着では平凡なスタイルではあるが万人向きなスカートを選択している。では色彩・形態・柄などを選択する理由を調べたところ,第一位に「その時の気分」が答えられており全体の32.3%を占めている。第二位は「TPO」の25.8%であった。現在の学生は何んとなく,その時の気分で好きな衣服を選択し,TPOを考えて着装する。また髪型や顔型にはあまり気にしていないようである。 | |||||
雑誌書誌ID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN1012144X | |||||
書誌情報 |
和洋女子大学紀要. 家政系編 巻 37, p. 255-273, 発行日 1997-03-31 |