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離隔犯における客体の錯誤と方法の錯誤の区別: 最後に特定された客体との齟齬
https://chuo-u.repo.nii.ac.jp/records/8804
https://chuo-u.repo.nii.ac.jp/records/8804de0069c7-cc71-4fa1-9739-f9befeb6b5e5
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||||
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公開日 | 2017-12-13 | |||||||||
タイトル | ||||||||||
タイトル | 離隔犯における客体の錯誤と方法の錯誤の区別: 最後に特定された客体との齟齬 | |||||||||
タイトル | ||||||||||
タイトル | Die Abgrenzung von aberratio ictus und error in obiecto im Distanzdelikten | |||||||||
言語 | en | |||||||||
言語 | ||||||||||
言語 | jpn | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 錯誤 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 故意 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 離隔犯 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 実行の着手 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 感覚的知覚 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 精神的表象 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 具体的符合説 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 法定的符合説 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 方法の錯誤 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | 客体の錯誤 | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | Hoyer | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | Wolter | |||||||||
資源タイプ | ||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||
著者 |
樋笠, 尭士
× 樋笠, 尭士
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著者別名(英) | ||||||||||
識別子Scheme | WEKO | |||||||||
識別子 | 32568 | |||||||||
姓名 | HIKASA, Takashi | |||||||||
言語 | en | |||||||||
抄録 | ||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||
内容記述 | 本稿は,客体の錯誤と方法の錯誤を明確に区別する思考方法を検討するものである。HoyerおよびWolterは,精神的表象(geistige Vorstellung)と感覚的知覚(sinnliche Wahrnehmung)という概念で両者の区別を図ろうと試みていることを確認し,その上で,全てに「誤り」が存する場合を方法の錯誤,一部に「誤り」が含まれる場合を客体の錯誤としたHoyerの見解を検討した。実行行為時に感覚的知覚による客体の特定が存せず,実行行為時よりも前に客体の特定をなすような場合,特定された客体とは,感覚的知覚によって特定された客体ではなく,危険源を設定した際に行為者によって最後に特定された客体と解すべきであると考える。そして,行為者の精神的表象により特定された客体に結果が生じていないことを前提とし,客体の錯誤を,「危険の向く先を定める際の,最後に特定された客体」と「実際に結果が生じた客体」が同一である場合と定義し,同一でない場合を方法の錯誤と定義した。 かかる定義に基づき,古典的四事例を検討した。電話侮辱事例(Telefonbeleidigerfall)は客体の錯誤,自動車爆殺事例(Bombenlegerfall)は方法の錯誤,毒酒発送事例(Vergifteter Whisky)は方法の錯誤,ローゼ・ロザール事例(Rose-Rosahl-Fall)は,教唆者が被教唆者に客体を特定するにあたって具体的に指示を出していた場合は方法の錯誤となり,抽象的・曖昧な指示を出していた場合は,客体の錯誤になるという結論を得た。その際には,方法の錯誤を,行為者によって最後に特定された客体へと向かう危険源とそれとは別の客体との因果的距離が縮まり,点として重なった状態であると解した。このようにして,本稿は,離隔犯においても,客体の錯誤と方法の錯誤を明確に区別され得ることを示すものである。 |
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書誌情報 |
比較法雑誌 巻 50, 号 1, p. 229-255, 発行日 2016-06-30 |
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出版者 | ||||||||||
出版者 | 日本比較法研究所 | |||||||||
ISSN | ||||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||||
収録物識別子 | 0010-4116 | |||||||||
権利 | ||||||||||
権利情報 | この資料の著作権は、資料の著作者または学校法人中央大学に帰属します。著作権法が定める私的利用・引用を超える使用を希望される場合には、掲載誌発行部局へお問い合わせください。 | |||||||||
フォーマット | ||||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||||
内容記述 | application/pdf | |||||||||
著者版フラグ | ||||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |